心の旅

「心の旅」は安価なレジャーであると同時に究極の自分探しだ。しかもいつでも、明確な目的地がなくても出発できる。最もクールなのは、旅に出る自分と探しだすはずの自分が同じだということ。心が躍り、興味が尽きないのはきっとそのためだろう。(馬場)

馬場駿
1947年横浜市の生まれ。静岡県伊東市在住。東伊豆町『碧』元同人、小田原市『小田原文藝・羅』元同人、1997-2016年伊東市『岩漿』同人・2017年よりOB。

こんな時代だから心の旅へ

短文・短編をたのしむ  更新*⇒ 6/16 7/2 8/12  8/15 8/16 9/12-13

                                             

⑴ 馬場駿の創作の想い出ぽろぽろ  ⑤💛 ~「狗(いぬ)」のこと~

 ■2003年同人誌『岩漿』の11号に『狗』という中編小説の前編を載せ、翌03年の12号に後編を載せました。私にしては珍しいハードボイルド系の警察小説、賛否両論という感じでした。この稿では字数が無いので(笑)ストーリーは略します。ネタの中心は「小説の創作動機は十年もの間、心に残っているものなんだな」というにあります。実は30歳半ばのころ劇場映画オリジナル脚本の公募があり、何を勘違いしたのか必死に書いて応募したのです。たしか1次選考は通ったと記憶しています。東京でシナリオ講座に通っていたこともあり脚本の作法は承知していました。原稿用紙も200字でペラ、映画にして1枚30秒の尺で物語を構想して筆を進めます。まあ、骨格だけを覚えているだけで『狗』は最初から別物として書きましたので仕上がりは全く異なりましたが、私としては大変な取り組みでしたから途中で諦めなかった要因はかつての執筆動機の強さだと思います。この『テロ』の元原稿が5年ほど前、山梨の里山山荘の古びた段ボール箱の中から出てきたときには仰天しました。200字原稿用紙200枚超ですから分厚くて重たいんです。なぜそこに? 私にも解りません(笑) 少しミステリーっぽいでしょ。この宝物も山を去るときに薪ストーブで燃やし尽くしました。ところで『狗』にはまだ続編?があるんですよ。

⑵ブログもまた短文の世界

 ブログ(blog)とはウェブログ(weblog)、ウェブの上の記録のことですが何を記録するのでしょう。私は広義の「こころ」だと思っています。そう思っていろいろな人のブログをサーフィンすると、その人と実際に出会ったような気がしてきます。

 ここでは私の私的ブログ「老馬がゆく道」にご案内します。「ローマは1日にしてならず」に「触発」された見え見えのタイトルですが、読みは「ろうば」です。再開に際してタイトルを「フーテン老人日記」にしようかと思ったのですが、谷崎潤一郎『瘋癲老人日記』がありカタカナでも失礼になりそうなのでやめました。旧ブログとは異なり不定期に且つ気楽に書いています。記事にランキングのためのバナーを貼っていないので訪問者は限られています。これもまた自分自身の中に入る「心の旅」かもしれません。

    ➡ 馬場駿のブログ「老馬がゆく道」  http://rojinnogen72.blog.fc2.com/

               

(3)奥が深かった俳句の「世界」

💛『ねじれても寄り添っている水引草』洋子 (2021年9月3日)

 岩戸句会の会員の句をネットで見ることができます。冒頭に掲げたのは同会の会員の方の最近の句の中から引かせていただきました。

  ➡ 岩戸句会の俳句   https://blog.goo.ne.jp/issyo_2010/

 もう20年近く前になるでしょうか、職場で陶芸の教室を開いていた雲水師匠のお誘いで句会に2,3度参加させて頂きました。句会のルールに従って学んでいて思ったのは「17文字」の文芸の奥深さでした。もっとも頭を掻いて遠慮する必要も無く参加しつつ上達を志す途もあったのですが、何千何万何十万と文字を連ねる小説世界に戻ってしまいました。たくさんの自由時間があるいまでは少し後悔をしています。

💛 前回に引き続き洋子氏の句です。水引はタデの仲間で秋の花ですが、開花期は8月から10月ごろまでですから真夏でも野中に見ることができます。赤くボツボツ上についている部分が花です

  

   

(4)デジカメギャラリー  (2021-8)  ☆彡

   江戸城の築城石   

      

 ※石の大きさが解かってもらえるように建物もそのままバックに。この巨石は短編『ほんとに別れちゃうの』の中で語られている江戸城の築城石と同じもので、江戸へ搬送されることなく遺ったと考えられます。伊豆稲取にて撮影。   

     

 (5)馬場駿の短編小説 (2021-5-24発)  ☆彡 その都度更新

 💛伊豆にある石爺の家に突然孫娘を連れた一人娘が帰って来てアルバイトを始めた。なんと石爺が孫に会うのは初めてのこと。隣家の石爺のカノジョも絡んで一時の大騒ぎが始まる。2005年の『冷川峠』のあと初めて馬場が創ったアットホームな作品。

    ➡ 『ほんとに別れちゃうの』➡  hontoniwakare  PDF  20p

    築城石がある坂道

  小説舞台を求めて伊豆を散策、この坂道と石組みで小説のあらすじを考えた記憶があります。

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 (6)愛の叢(くさむら)人の心の中に棲む愛という不思議なものを多角的に見詰めてみようと思います

        ☆11p→数字は作品の総頁数を表します。尚、同人誌への発表年度は順不同です。

   ◆『逮夜の女』 ➡ taiyanoonna これからは思い出すことが罪になるのね」11p 

 ◆『優しい姫鼠』➡ yasasiihimenezumi  「必要とされる、今のわたしにはそれが一番なの」14p

 ◆『冷川峠』➡ hiekawatouge あなたが想う青年は一度だけ、私は一生あなたを助けます」29p

 ◆『砂を噛む蟻』➡ sunaokamuari 「見返らぬ人にも尽くせこぼれ萩、これを贈ります」21p

   ◆『くぐもり声』➡ kugumorigoe 「寂しすぎる。やっぱり君だけは最期まで信じていたい」9p

   ◆『 雪積む樒』➡ yukitsumusikimi 「おふくろが勉強しろよって何、いまさらだろ!」13p

   ◆『心の音』 ➡ kokoronooto 「心が先に離れるのか体が先か。ときめきが消えたときだ」25p

 ◆『閼伽桶胴』➡ akaokedou 「お前何かをふっきりたくて太鼓打ってるんだろ、分かるよ」26p

 ◆『ヘクソカズラの遺産』➡ hekusokazuranoisan  「私にはわからなかった…何一つ」48p

 ◆💛『一人静抄』➡ hitorisizukasyou 姉麗花の仕打ちの数々、一つだけは許せなかった文香。

  

    (7)脚本   シナリオは映像化を前提にしているので創作するには格別のときめきがあります

 いまも手元にある「味蘇帳」という名の大学ノートには、まだ若いころ渋谷で催されていた「シナリオ講座」に通っていた時の受講メモがかなりの量で存在します。勤め先が安定せず毎日が心折れそうなときでした。受講後公募先を探して応じた記憶があります。精神安定剤の役目は果たしたと後に評価している私です。それから十数年も経って県の公募に応じたのがこの『刻(とき)をつづれば』で、決戦の2作品というところまで残っていましたが、リアリティに欠ける点があると選外になりました。私には稀有なハッピーエンドでしたので今まで保存しておきました。

 ◆脚本『刻をつづれば』 ➡ tokiotudureba  本来縦ですが横書きで保存 PDF 24page

    愛の叢によせて 傀儡(くぐつ)=操り人形

 何もないのに創ったのか何かあって書いたのか、半世紀近く経って箱から出てきた色紙。当時から蛙声を名乗っていたらしい。カットまで描いていて笑える。このコーナーに居てもいいかなとは思う。

  (8)寄稿 世に知られた専門家はともかくとして格別何もない私では寄稿はほぼ短文の世界です。かつては、現在登録を抹消していて使えませんが「非開業社会保険労務士」として、或いはこれも退会して今はOBになっていますが「岩漿文学会代表」として、地方紙などにしばしば寄稿をしていました。「楽しむ」とは違う世界ですが字数が少ない中での工夫が勉強にはなりました。著者からをはじめ反応も多々あり、有意義でもありました。尚、寄稿は五つとも本名でしましたがここでは筆名にしてあります。

 単行本の読書感想の寄稿として伊東市内の作家永井秀尚の小説が最初だったような気がします。

  ◆①永井秀尚著『身を尽くしてや恋い渡るべき 小説小倉百人一首余聞』 ➡ miotukusiteya

  ◆②相原ゆう著『「柊の花」を読んで』➡ hiiraginohana

  ◆③辻葉子著『輪かんじきの跡』➡ wakanzikinoato

  ◆④永井秀尚著『修羅の巨鯨 伊東祐親』➡ shuranokyogei 

  ◆⑤小倉弘子著『律子の肖像』➡ ritukonosyouzou  

   

2019年10月6日 初回 同月9日更新

2019年11月1日更新  同月15日 同月21日 同月23日

2019年12月1日 更新 同月9日 同月13日 同月15日 同日25日

2020年1月5日更新 同月6~11日連日 同月15日 同月20日 同月23日

2021年5月4日5日 更新5月7日  

 

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